風俗の社窓から

風俗経営者にしやまのコラム・日記・雑記。お店のこと、今の業界のこと、風俗の未来のこと、色々考えてみてます。

気づけば、風俗の仕事が最も長いキャリアになった。という話。

先日赤坂店が3周年を迎えたばかりですが、この9月でかりんとグループは4周年になります。
いつも赤坂とか渋谷のことばかり書いていますが、創業メンバーの僕としてはかりんとグループが1年、また1年と歳を重ねてきたことにもじーんとするものがあります。

4年前の今日9月5日。僕はかりんとグループとして求人を行って、人生で初めて風俗店長として面接を行いました。
初めて来てくれたのは当時23歳のスレンダーな清楚系の女性。向こうも緊張していたけれど、僕も丁寧に面接しようと思いながら、緊張しすぎて何回も同じこと説明していました。
写真を撮って、面接交通費を渡して、「オープン2週間後だからよろしくお願いします!」とまだ出来上がってもいない店の開店に来てくれるようにお願いをして。
採用レベルの女性が来てくれたことに心から喜んでオーナーに報告したことを覚えています。

・・・結果それ以来その女性には会っていないんですけどね(笑)

そんな失敗を積み重ねながら、4年になりました。
最初は「3店舗はやりたいね」とか創業メンバーで話していたのが、いつの間にか6店舗になりました。
最初は1店舗立ち上げたら、その後は違う業種で普通の仕事で、、、なんて構想が描かれていたのに、今となってはガッツリ新興風俗グループになりました(笑)
(他業進出はこの前から赤坂で地道に頑張ってますよ〜)

僕が風俗業界でお仕事させていただいているのは、かりんとグループに至る1年前から。
職歴としては
出版・人材業界で2年半
広告・出版系で起業して3年
風俗業界で5年
ですから、思えば風俗業界での仕事が人生で最も長いキャリアになりました。

20歳の僕は、まさかそんなこと思いもよらなかったでしょうね。
人生何があるかわからないものです。

人材業界にいた頃、就活生に「運命の会社の選び方」みたいなことを偉そうに語っていたというのに、転々として、今この業界で少しだけ芽が出つつあるのは、これも“運命”なのかもしれません。

仕事は選ぶときにそれほど考えすぎなくても、結局続いたのが“天職”なのかもしれませんね。
9月は大学生も新しい就活始まる季節でしょうか。
キャストさんにも多いですよね。大学生。
こんな僕が言うのもなんですが、頑張って。

なんだかんだで、僕は今仕事が楽しいです。

ではでは。
 

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風俗仕事の「誇り」に関する一考察。という話。

風俗のお仕事に対して「誇り」を持つとは何なのか。
少し考えてみました。駄文です。

そもそもきっかけは最近の業界の風潮の一つに、「自分の仕事に“誇り”があるなら、顔も出して、周りの人にも理解を得て、世間にも“私やってます!”としっかり言って。。。」という向きがあることが気になったことです。
キャストさん、スタッフさんどの場合に対してもの話ですね。

僕はこの意見には賛同できなくて、別に顔出さなくたっていいじゃんと思っています。
誤解しないで欲しいのが、顔出しがダメとか言っているわけではなくて、顔を出してしっかりご自身の活動をアピールされている方は“すごい”と思っているし、尊敬しています。

ただ、それを“誇り”と取るかは別問題だと。
例えば仮に世の中が風俗のような仕事に偏見が一切なく、特にキャストさんにとって“風俗で働いている”という話をプライベートで持ち出しても何の痛手にもならないのなら別ですが、今の世の中、どう贔屓目に見てもそんなんじゃないですよね。

だからこそ、その偏見や痛みを受ける覚悟で顔出し活動されている方はすごいと思うし、力強いと思うのですが、それを尊大に言う必要は無いと思うのです。

風俗業界の歴史の中で経営者もメディアも、「顔出し」できる方を求めすぎであるという気がします。風俗メディアの中には、「顔出しさせるのも経営努力」みたいなスタンスもあります。これは少し暴力的な見方でしょう。

僕自身、結構真剣にこの仕事に臨んでいるつもりはありますが、実は正直まだ実の母にはこの仕事の話をしたことがありません。隠しています。
恐らく、このまま機会なければ一生言うことは無いでしょう。
“誇り”が足りないんですかね(笑)?
たまに求人だけは顔出ししたりしますが、基本似顔絵ですしね。
(ちなみに余談ですが、似顔絵で現実の顔バレしたことあります笑)

話が逸れましたが、では“誇り”とは何なのか。
これは僕が思うに、自分が言うことではなくて、「しっかりサービスをすること(もちろんルール内で)」であり、「真面目に仕事に向き合うこと(不正、怠惰にならないこと)」であると思います。

僕が思い出に残っているキャストさんの一人に、自分で抱えていた借金が少しあってこの業界に入り、最終的には借金を返し、貯金を200万円作り、就職し、現在は連絡はくれるけれど一切風俗業には関わっていない方がいます。
周りには一切言わず、むしろ身内バレとか顔出しとか誰よりも怖がっていたけれど、遅刻も予約飛ばしもなく誰よりも頑張っていました。
正直、決してお客様のことが大好きだったわけでは無いけれど、誰よりもリピーターが多く、たくさんのお客様に幸せを分けていました。
僕が“関われてよかったなぁ”と思う自慢のひとりです。

この状態は“誇り持っている状態”では無いのでしょうか。

もう一つ加えると、僕が専門的に学んでいた経営工学の分野に、この話題の“誇り”と似たような言葉で“モチベーション”というものがあります。

よく“モチベーションが高い”とか言いますが、経営工学におけるモチベーションとは、気持ちではなく「行動」なんです。

要は「モチベーションが高いです!」と言葉で言いながら全然仕事が進まない人と、「辛いです。やる気ないです」と言いながら着実に仕事を進めている人だと、後者の方がモチベーションが高いと判断するんですね。
よく考えると当たり前の話なんですが。

これと同じで、風俗の仕事でも気持ちや言動の有無に関わらず、しっかり仕事して信頼を得て、収入を得たりステップアップをしている人の方が「誇りを持っている」と感じます。
これ、別に顔出しも気持ちも何も本質的には関係ないですよね。

つまり「誇り」とは主張のことではなく「行動」のことなのかもしれません。

だから、何を言ってたっていいんです。
別に必須じゃないじゃん顔出し。
もっと色んな方の事情を踏まえた、優しい、いい業界ができたらいいんじゃないかなと思います。業界への周囲の理解は深めたいですね。

そんなこんなで、「誇りある状態」をアピールしてみたくて、今日もブログ更新してみましたよ。

ではでは。

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あれから、1年が経ちました。という話。

9月になりましたね。
今年も先日までの8月は色々ありまして、僕にとって最近の8月は印象に残りやすい月になっているようです。
あとは1月かな。なぜかうちのグループ、1月に新事業始めること多いんですよね^^;

さて1年前の8月はずっと耐えた経営目標の達成をした月でした。

 

nishiara.hatenablog.com

 
こう思うと、1年間あっという間でした。
この目標達成とブログをきっかけに、Fenixzine様にインタビューしていただいたり、それがきっかけで「かりんと」を知っていただける機会が増えて、周りの環境も変わって、様々なことに挑戦させていただいた1年でした。

去年のこの頃、自分のやり方が通用しなかったら辞めようかなぁとか、随分女々しいこと考えてたんですよねぇ(笑)

すごく古臭い言い方ですが、やっぱり男子たる者、一度結果を出すまでやりきってみることって重要だなと思ったりします。

さて、そんな今年の8月は去年アイディアが出ては実現できなかったことを一つ一つ実行できた月でした。

・24時間かりんとの開催(初の24時間営業)
・記念Tシャツを作って販売開始

https://akakari10.thebase.in/
・フリースタイル手コキダンジョンの開催

と盛りだくさんでお送りしてみました。大変だった(笑)

しかも実はそんなに劇的な結果が出たわけではありませんでした。
でも、これが今後の方向性、お客様、半年・1年後の結果に大きく影響を与えたら良いなぁと思います。

何よりこれをやってみて感じたのは、スタッフ・キャストさんのチームワーク。

忙しい中で笑顔で準備してくれるスタッフ。
よそから見たら、明らかに「無茶ぶりだな」って特殊コースに笑顔で答えてくれるキャストさん達。普段営業していない時間帯の深夜営業も喜んで出てくれたり、出勤していなくても、ブログを書いて盛り上げてくれたり。感動しました。

あれから1年。渋谷の代表にもなりました。
みんなしっかりやってくれているので、そこそこ調子いいです。
まだまだ頑張ります。

またこの9月からの1年がどんなものになるのか。
どこまで遠くに行けるのか。
新しいチャレンジをどんどん仕掛けていきたいと思います。

あと、今更ラップにハマりました。
マジで。
飲み込んでやるぜ大東京。

お陰様で3周年無事やりきれました。
ありがとうございます。
また今年度のニュースを生ぬるく見守っていただけたら幸いです。

ではでは。

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