風俗の社窓から

風俗経営者にしやまのコラム・日記・雑記。お店のこと、今の業界のこと、風俗の未来のこと、色々考えてみてます。

いったん、全部自分でやるつもりで。という話。

昔から“全部やりたい”と思うような欲張りです。

仕事に必要なスキルは全部身に付けたいし、人生で経験できる面白いことは全てやりたい。
大人になってからそれは無理なんだと気づきましたが、スキルレベルも最高にして最強の人材になりたい、なんてことを20代前半までは思っていました。
何でみんな“仕事の全部を知りたがらない(やりたがらない)”んだろう。と思っていました。

それが功を奏して?なのか、向いていたのか。
それとも器用貧乏タイプ(笑)が上手くいくのか。
個人事業主的な経営中心の風俗業界では楽しくお仕事させていただいています。

もちろんサポートしてもらったり、スタッフ同士協力しての話ですが、店の集客、広告戦略、デザイン、店舗づくり、店内オペレーション、求人、経理と風俗業では多岐にわたる仕事をする必要があります。コンビニ店員の方とか向いているかもしれませんね。

それぞれ得意不得意はあれど、この仕事群がまとまらないと、面白い店は作れません。
今一通りこの業務を見て(やって)これたおかげで、自信もつきましたし、ある程度一貫して戦略をつくって、後進スタッフにも細部の業務を教えることができるのは嬉しい限りです。

昔イベントサークルだったときに、大した仕事(作業)でもないのに後輩たちが分業していたのが疑問で、それぞれ“得意なこと”を中心に担当を明確に決めていたのですが、やはり学生のノリなのか、いざ合わせてひとつなぎにしようと思うと、空中分解して進まない様をよく見てきました。
ワンピースはできなかったのです。
恐らく、“全体像”に関して明確にビジョンと構図を決められる人がいればそれも違ったのでしょうが、これと同じ現象を社会人になってからもよく見ました。

その上手くいかなかったときによく聞く言葉が「〇〇は〇〇さんの担当だから知りません」という言葉。
それぞれが“担当”“専門”だけを見ているばかりに、“仕事”ではなく、“作業の寄せ集め”になってしまっているパターンです。

風俗業で稼いでいこうと思うと、やはり一番てっとり早いのは「経営者になること」です。そして今その経営環境は「部分最適」や「作業の寄せ集め」をしたぐらいでは到底勝てない市場競争が生まれています。
レベルの差はあれど一貫した仕事ができるようになること。

その近道として一旦、“全部自分でやる覚悟”みたいなものは必要なのかなぁと思います。

スタッフの頃から、「上手くいかないのは自分のせい。上手くいくのは他人のおかげ」という心持ちで“全部自分がやらなきゃいけない仕事”だと思って頑張ってみると、面白い未来が待っているかもしれません。

説教くさいな(笑)

僕も頑張ります。しかもより広がったステージで新しいことを覚えながら頑張ります。
だから僕より成果残したい、僕より稼ぎたいと思ったら、僕より早く走りながら頑張らないと、一生抜けませんよ。

という、社内向けの、毒。

ではでは。
 

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