それでも僕は来てほしい。
春に向けて求人サイトの文章を書いている 。
今まで初期に制作会社さんに作っていただいたものを使っていて、
じっくりと考えて求人をリニューアルすることが
なかなかできていなかったからだ。
そして行き詰まったから、ブログを書いている(笑)
僕の業界で、求人は命だ。生命線。
求人にかける熱意は一般企業以上だ。
何と言っても働いてくれる女の子がいなければ、
流行らないどころか、お店が成り立たないのだから。
今は昔のような路上スカウト行為も
違法になってしまっているので、
街で可愛い子がいても声をかけるわけにもいかない。
(もし合法でも、多分僕はできないんだけど笑)
そんなわけで、
求人を左右する求人サイトの文章は、
とにかく大事だ。
だけれど“さじ加減”が難しい。
どんなサービス内容で、どんな待遇で、どんな店でと
店の特徴をアピールする“さじ加減”だ。
できれば他店にはない求人文句で差別化を図りながら、
当店の魅力を的確に表したいところだ。
ところが、99%以上が“お金を稼ぎたい”という目的以外には
門を叩きにくいこの業界は、
この“求人内容の差別化”というのが思いのほか難しい。
よくありがちなのが「ウソ・大げさ・紛らわしい」の
オンパレードの文章。
「1日大○○枚!」「見てるだけの簡単なお仕事!」
「え!?3時間で○○万円も稼げるの!?」
公共広告機構に注意されるまでもないほどのわかりやすさで、
未経験の女の子を惑わし続けている。
この手の文章には多少の経験者は
引っかからないという特性を持っている。
女の子も不信感を持ちながら応募してくるのだ。
(改めて書くと変な話だな)
そしてまぁ、単純にやりたくない。(ダマしたくはないので)
ちなみに引っかかってしまった女の子は、
70%ぐらいは面接官に言いくるめられてしまう末路が待っている。
(この業界の求人文章のテクニックは″ザル”だが、
面接官の人を言いくるめるテクニックは
一流営業マンに勝るとも劣らないものがある)
一方、全てを正直に書いていくと、
先述の誇大広告群に埋もれてしまうため、
肝心の応募につながりにくいというジレンマを抱える。
(単純に稼げる金額が大きく見える方が応募を集めやすい。
人間の欲深さに悲しみを覚える瞬間だ)
より稼げる(ように見せている)第一希望のお店へ
面接に行かれてしまうと、
ほとんどが面接官に言いくるめられて
求人市場の女性が減っていくデフレスパイラルだ。
(しかも本当にエース級になれる“良い女の子”は
大体最初のお店で芽が出るのでもう求人市場に流れない)
こんなジレンマを抱えながら、
ああでもない、こうでもない、、、と
求人文章をコネにコネているところだ。
正直さと、目を引く魅力、
あと、ターゲット(来てほしい女の子のタイプ)を
どう設定するか。。。
考えていると楽しいのだが、
なかなか形にならないのが、もどかしい。