大事なことは見失いがちだし、先人の言うことはよく聞いた方がいい。
大切なことは目には見えないとはよく言ったものだけれど、
仕事の中で、本当に重要なことは
やはり先人の経験がものをいうなぁと感じることがある。
それを素直に聞いて実行できるかが、
自分の力量でもあるんだなぁと。
僕は「漁師とMBA」の寅話が好きで、
よく思い返しては自分の行いを見直すきっかけになっている。
ちなみに余談だが、その話にちなんだ、
このブログ記事が大好きだ。
まさにこの寅話と重なるような
「あぁ。。。」という体験をしたことがある。
僕のいる風俗業界は、
「女の子の接客レベルを上げる」ということが
お店が流行る一番の近道で、基本中の基本だ。
(意外とそれが難しいから、人気店を作るのが難しいんだけれど)
いちスタッフとして見習いだったとき、
僕はスタッフとしての女子教育の面はド素人だったが、
その分この業界のスタッフに不足がちな、
WEBの知識とデータ分析の経験があった。
そこで上司とこんな話になる。
上「店の売上伸ばしたければ、女の子教育が大事だぞ」
僕「はい!じゃあこのデータを見てください」
上「なんだ?」
僕「各女の子の売り上げと、リピーター率、出勤日数、時給換算のデータを出してみました!これを出せば各女の子の成績がバッチリ分かって、店の売り上げを伸ばす対策が立てられるんですよ」
上「おお、じゃあお前はこれを見て何が分かった?」
僕「はい!成績が下がっている女の子を・・・教育しなきゃいけないとわかりました」
上「それ、同じこと言ってない?・・・」
改めて気づくと恥ずかしい話だ。
そう、僕は「データを見て経営していきましょう!」
みたいなことを高らかに言っていたけれど、
本来店を伸ばすのに大事なことは
女の子個人のサービス内容をどう伸ばしていけるかで、
そんなことはみんな分かっていたのだ。
“遠回りしたのに当たり前のことを理解して元に戻る”
こんなことが結構、ある。
自分でも理解することはもちろん大事だけれど、
本当に大切なことは、気づかぬうちに先輩や上司が教えてくれていたりする。
これに気づけるかどうかが、
“素直さ”なんだろうなぁと思ったり。
今日も素直に、頑張りたいものだ。