風俗の社窓から

風俗経営者にしやまのコラム・日記・雑記。お店のこと、今の業界のこと、風俗の未来のこと、色々考えてみてます。

何と比べて「順調」ですか?という話。

10日を過ぎてくるといつもなんとなく、各店の月予測を共有するタイミングになります。今月の調子はどうなのか。周りの状況はどうか。どれぐらいが今月の売上着地になりそうなのか。

予測ないまま終わってみたら、結構悲惨な結果でした〜。ってなったら辛いのでやっぱり予想をするっていうことは心の準備にもなって大事です。
調子が悪いなら、もちろん市況もありますが一応良い結果を目指して、月後半に向けた現状の改善を行うことも必要です。

この報告が意外と気になるところで、「順調です」とか「先月より落ちています」とか共有し合うわけですが、この時の「順調です」が一番気になります。

何をもって「順調」なのか。比較しているのは、目標は何なのか。
この時適切な目標数値に向けて言っているのか、それとも“大きく落ちてないから順調”なのか。
この違いは大きなものだと思います。

もちろんこう単純に見ると、目標数値を高く掲げないとダメじゃないか!と思うのですが、中で店を回していると疲労と相まって大きく落ちていないから(怒られないから)「順調だ」と思いがちになります。

今のグループ状況だと、本当に潰れるほど状況悪くならなければ、特に店長・スタッフ陣もお給料下がったり生活できなくなることなんて無いですし、要は自分のお給料にある程度“満足”してしまったら頑張る必要が無くなってしまうのです。

やはり“事業を伸ばそう”という行動には少なからず負荷がかかるので、その圧力と倦怠感を跳ね返して、高い目標に向かうということは“辛い”ことです。
ただ、その“辛さ”を踏ん張らないとお店は伸びないどころか停滞・減速します。
たとえ僕たちが頑張らなくても、他店も同時に“頑張っている”のでその場合、相対的に僕たちは負けてしまいます。

何をもって「順調」だと思うのか。もう一度、見直してみたいものです。

ではでは。
 

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