風俗の社窓から

風俗経営者にしやまのコラム・日記・雑記。お店のこと、今の業界のこと、風俗の未来のこと、色々考えてみてます。

ムカつかせるのも上司の仕事。という話。

自分は褒められて伸びるタイプだと信じてきたのですが、実は雑な言い方でいうと“ムカつくと伸びる”タイプだということに最近気がつきました。

どう考えても悔しかった時のパワーの方が、褒められる嬉しさを欲するパワーよりも大きいんです。
その事実を認識すると、最近では上司的な立場になってきた自分の、今後の社員マネジメントへの考え方がブレて大変です。

これまでの人生で、僕は褒めることで人を伸ばす方法しかとることができませんでした。まずは自分が褒められて伸びると思っていたので、結局人は褒めて伸ばすのが絶対の正解であろうと思っていたんです。あとはやはり人によく思われたいと思ってしまう自分との戦いに、今後は場面によっては勝たなければならないのだと考えると、意外と憂鬱で仕方ありません。

今までも少しだけ遠目から思ってきましたが、やっぱり「人を怒れる人はすごい」んですね。
前に「僕らの時代」というテレビ番組が好きで見ていた時に、故・蜷川幸雄さんが「ムカつかせるのも演出家の仕事」と仰っていたのが、胸に残っていたことを思い出しました。

舞台での演出家は、まさに会社の経営者です。

よりチームの潜在能力を引き出していくためにも、「ムカつかせるのも上司の仕事」と思って、頑張ってみたいものですが。今よく考えたら、今までも自分の知らないところでチームメンバーをムカつかせていたことが多々あったかもと思うと、知らず知らずにムカつかせていた自分はさぞかしタチの悪い人間なんだろうと、我が身を振り返ってしまいました。

ではでは。

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