風俗の社窓から

赤坂の風俗店長にしやまのコラム・日記・雑記。お店のこと、今の業界のこと、風俗の未来のこと、色々考えてみてます。

風俗のお客様にも、そうでない方にも読んで欲しいこと。という話。

今日はショックなことが起こりました。
当店でキャストさんがお客様と少しトラブルがあって、ショックを受けて泣いてしまうという事件が起こったのです。

当店(グループ)はソフトサービスなお店のため、通常風俗でイメージされるプレイよりも細かいルールが設定されていたりします。
今日の件は、そのルールを超えて過剰なプレイ交渉を持ちかけたお客様に対して、キャストさんが「できません」と断ったら、「サービスが悪い」と怒って帰られた。怒られたことも怖かったし、帰られたこともショックで泣いてしまった。という話でした。

もちろん言っておくと、今日の件はキャストさんは何も悪いことはしていません。この場合100%悪いのはお客様です。僕も迎えに行って泣いている姿の女の子を見たときは、お客様に怒り心頭だったのですが、とりあえずレイプ被害など乱暴なことに繋がっていなくて不幸中の幸いでした。

この文章をお客様側の方が見られたらどう思うでしょうか?「風俗ってそういうもんじゃん?」でしょうか。「「かりんと」って融通の利かないつまらないお店なんだね」でしょうか。
当店のお客様は男性の方々ですが、僕も男なので、たしかに言っている気持ちは分からなくもありません。でも、ルールあってのお店ですし、目の前で傷ついたり、泣いているのは真面目な女の子なんです。

フェミニストになれと言っているわけじゃありません。風俗店員のクセにカッコつけてんじゃねぇよって思う方もいるかもしれません。
それでもただ、紳士的に楽しく遊んで欲しいだけです。

このブログでも何度も書いていますが、僕たちスタッフの仕事は“バランスをとること”です。性風俗サービスとして無理なくお店を成立させるために、「お客様(価格)」「キャスト(サービス)」「スタッフ(会社)」の3者のバランスを考え、調整し、全員が良くなれるモデルを作っていくこと。

そこにはルールがあって、人がいて、努力があるということ。
お客様が買われているのは「人」ではなくて「サービスと時間」です。そしてサービスをしているのは「人」であって決してラブドールではありません。
“サービス業だから”“お金を払っているから”何でもやってくれる人形ではないのです。
だから無理を言われたら傷つくし、ショックを受けるし、場合によってはその人の一生を左右してしまうかもしれません。

お客様も仕事で無理を言われたら、「給料払っているんだから」と無理に命令されたら、嫌な気持ちになるし、「それは違うじゃないですか」と文句も言いたくなると思います。その痛みぐらいはお互い気を使って、共有できたらいいんじゃないかなと思います。

日々生活していると、「どんなサービスでも結局その先は人で成り立っている」ということを忘れがちです。例えばアマゾンとかで、気軽に即日配達を希望しても、配達員の人は必死でその荷物を当日届けるように走ってきてくれるわけです。
それを忘れないで、僕もですが、もう少しお互い人に優しくなれたらいいのになと思います。

奇しくも今日は「セックスワーカーへの暴力に反対する国際デー」らしいです。今年初めて知ったのですが、当店が上記のトラブルも含めて“奇妙な1日”だったことから、余計に考えさせられた1日でした。

セックスワーカー”という大くくりもどう捉えたものか僕も曖昧ですが、風俗産業に関わるキャストさんたちが、少しでも嫌な思いをすることなく、安全に働けることを願って、僕も努力していきます。

自分の買ったひとときをないがしろにすることは簡単かもしれませんが、目の前で泣いて傷つく女の子を見るのって、本当に胸にきますよ。

僕も風俗スタッフとして楽しいひとときを、“エンタメ”を提供できるように考えて、努力していきますので、一緒に楽しい時間をつくっていきませんか?

言いたいことがありすぎてどれぐらい伝わるか分かりませんが、要はみんな“人間だ”っていうことを忘れないで欲しいということです。

ではでは。

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