風俗の社窓から

赤坂の風俗店長にしやまのコラム・日記・雑記。お店のこと、今の業界のこと、風俗の未来のこと、色々考えてみてます。

アダルトとクラウドファンディング。という話。

アダルト業界にいて一番困るのが「資金調達」です。
もちろん人材確保や、規制、倫理問題などいろいろあるのは間違いないです。
ですが、資金調達においては銀行からお金を借りることが多分不可能なので、他の問題よりも解決のハードルが高い。開業したり、開業初期(1年内とか)に多店舗展開しようと思うと自己資金を利用するか、知人から借りるしか無いのです。

銀行からお金を借りることができないのは反社会勢力とのつながりを疑われたり、イメージ上の問題でしょう。実は法人で銀行口座を作ることすらままなりません。「私たちは真面目に経営してますよ!」と声を大にして言いたいのですが、っていうか言ってますが、銀行や公的機関からしたら、一般企業よりリスクが高いアダルト業界に、わざわざ繋がりをもつ理由なんて、無いですよね。

そんな理由もあって注目している仕組みがクラウドファンディングです。
国内の代表的なサービスは「CAMP FIRE」など。

クラウドファンディング - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)


もうIT周りの方々や様々なクリエイター・アーティストには定番になっていると思うのですが、少額のお金を「寄付型」「購入型」「投資型」などで多人数から集めることで、資金を調達する方法です。
これをアダルトに応用できれば面白いなぁ~なんて思っています。
ただ、現状はまだまだ簡単ではないようで。


前にグルーポンという共同購入サービスが流行ったときに、「これはアダルトにも応用できるな!」と思っていたら、大元のグルーポン自体が尻すぼみになってしまって、さらにアダルトで共同購入の仕組みを開発していたサービスも閉鎖されていきました。

今回もクラウドファンディングの仕組みが出た際に、アダルト業界でも「みこくり!」というサービスが出ましたが、現状サービス終了のようで。
更には「hanz」さんというサービスは運営中の様ですが、2015年から更新が進んでいないという過疎ぶりで、サービス自体は面白いのに、難しいなぁと感じるばかりです。

アダルトでクラウドファンディングサービスを実施するとしたら、「購入型」でしょう。(それ以外は多分成り立たないんじゃないかな?)
サービスをリリースする前に、そのサービスを受けたいと感じるユーザーさんからお金を集めて、サービスを実現するわけですが、これがまた風俗店の仕組みにもバッチリなんですよね。

風俗店の開業って何百万ぐらいの単位でできるので、まさにクラウドファンディングで集められそうな金額を考えると最適なんですよね。もし面白いコンセプトやサービスを発想した人が、プロジェクトを立ち上げれば、開業まで需要を図りながら1人1~2万円ぐらいの支援で150人~200人集めれば開業までは形になるので、チャレンジできる幅が広がると思うんです。

ただ、プロジェクトを成立させなきゃいけないので、そこのハードルになるのは「信用力」ですよね。多分今アダルトクラウドファンディングが過疎化しているのは、業界に信頼性が足りな過ぎて支援する人のパイが少なすぎるんだと思います。
身もふたもない言い方だと、例えば「支援しても持ち逃げされるんじゃないか」とか「結局プロジェクトが実行されないんじゃないか」といった不安ですよね。

これから僕達業界の人は、別にクラウドファンディングの話じゃなくても、このイメージを改善しなきゃいけませんね。
他にもクラウドファンディング事業者として信頼性ある母体が出てくる必要がありますよね。せっかく法的にはできそうなのにモッタイナイ。
今後足を踏み入れたい領域かもしれません。

ではでは。