風俗の社窓から

赤坂の風俗店長にしやまのコラム・日記・雑記。お店のこと、今の業界のこと、風俗の未来のこと、色々考えてみてます。

同じイベントを2年間やり続けた経過。という話。

改めてなのですが、『かりんと』という名前のお店をやらせていただいています。
一昨日、10月10日は月一のイベントの日でして、沢山のお客様にお越しいただけました。ありがとうございます。

この月一のイベントですが、店名にちなんで「かりんとの日」といいまして、毎月10日(かりん“と(10)”ということで)に開催しています。実は先日でちょうど丸2年間続けたイベントになりました。めでたい。

定期イベントですがこんなに引っ張るのはもちろん初めてなので、いろいろとお客様の反応や、グループの反応にも、2年間の間で気付かされることがありました。
今日はその歩みを忘れないように、書いておきたいなと。

イベント内容はいつも「オプション」でいただいている乳もみ(服の上からですが)というオプションを無料にするというもの。通常1,000円いただいていまして、短時間・低価格でしかも20分2,500円からのお遊びを謳う当店としては、お客様も「なぁ~んだ1,000円か」という話ではなくて「1,000円分もお得なの⁉」と、きっと思っていただけているだろうイベントなのです。

現在の形式は、実は内容も含めて最初から決まっていたもので、この日は利益度外視で“ファン感謝デー”じゃないですけど、お客様に還元する“お祭りの日”にしようというコンセプトがありました。「かりんとといえばこのイベントだな」と思われるような象徴的なイベントを作りたかったのです。

ただ、これが実際やってみると2転、3転だったんですね。

開催当初の頃
当初は通常1,000円のオプションが無料で付く日!ということで「今日安いんでしょ!?」「お得だし」「むしろもっと安くならないの?」という方がほとんどでした。
最短コースの最安値利用の方ばかり(もちろんそれは今でも大歓迎ですが)。

この企画、お店が割り引いているだけで、キャストさんには通常通りオプション分も含めてお給料渡しているので、本当に利益度外視というか、最安値利用ばかりだと人件費含めたら当日完全赤字の勢いなんですね(笑)
だから1カ月の中で“たくさん頑張ったのに売上が上がらない日”だったんです。

もちろんスタッフの不満も多数。“お客様感謝デー”と気持ちの良いお祭りの日にするはずが、少しでも値引きしてワガママを言いたいお客様と、苦労するキャストさん達と、気持ちの乗らないスタッフとで「これってやる意味あります!?」と次の開催を渋るほどでした。

そして訪れた迷走期 
開始から半年~1年目に差し掛かるぐらいの段階で、スタッフの声を受けまして、「「かりんとの日」のイベント内容を変えよう。売り上げに貢献する日にしよう」となりました。限定パックコース(お得だけどちょっと高いやつ)を設けたのです。
お察しの方もいるかと思いますが、そう、“お祭り感”、“感謝デー”といった目的はすでに忘れ去られていました。迷走です。

結果、売り上げもそこそこの回が続き、「こっちの方が良くない!?」とスタッフ間では話されていました。が、ここで問題が起こります。
「パックコースを直前まで考えていなくて付け焼刃のイベントになる」と、もっと問題が「かりんとの日の来店数が減った」のです。

同業の方なら共感いただけるかもしれませんが、通常営業しながら1カ月に1回コンスタントにイベントの内容を変えるのは意外と大変です。
唯一救われたのは「かりんとの日」というイベント名ありきの企画だったため、お客様からは「毎月10日はかりんとの日」という合言葉のもと、10日はイベントをやっているという印象は崩さずに継続できたことです。

原点回帰へ
結果、もう一度原点に返ろうという事で、イベントの内容は単純に「乳もみ無料」へ。お客様単価が下がることや、最初の浸透具合については目をつぶって、こちらもキャストさんの出勤人数をちゃんと多くしていくことで売り上げを下げず、お客様への“お祭り”にしようという流れに戻しました。
1年目~現在までほぼ、まるまる1年間ブレずに続けています。

結果・・・
ここ数カ月なのですが、実は来店数を更新してみたり、売り上げ記録を更新してみたり、非常にスタッフにとっても“良い日”となっています。

何より嬉しいのが今まで「安く行ける10日まで行くのは止めるんだ」という方や「安いから今日来た」という方が多かったかりんとの日が、少し前から「10日はかりんとファンなら行かなきゃ!」や「10日絶対行くよ!“祭り”だからね」と接客したキャストに話して下さる方が増えてきたことです。
これは感涙。

こうして楽しんで下さる方が増えてくることが何より嬉しいです。キャストさんもつられて、「10日は絶対出勤します!」と乗り気になってくれる子も大多数になっています。

グループの成長とともに試行錯誤して、だんだん当グループの“定番”“文化”になってきた「かりんとの日」。最初損してるな~と思っても、めんどくさい時があっても、続けてこれて良かった。

今後も現在の取り組みを続けながら、かりんとの日に負けないような、“かりんとと言えばコレ”みたいな楽しみを作っていけたらいいなと思います。

継続は力。頑張ろう。

ではでは。