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風俗の社窓から

赤坂の風俗店長にしやまのコラム・日記・雑記。お店のこと、今の業界のこと、風俗の未来のこと、色々考えてみてます。

“稼ぐ”ということに対する矛盾と難しさ。という話。

お店のこと 風俗コラム

実に真面目なタイトルになってしまいましたが、そんなに小難しいことではなく感覚のお話です。

風俗業はやっぱり、“稼ぐためにやる職業”という側面が強いです。人生通じて生業にできる方も少ないですし、キャストさんは特に身体や体力の限界もあるので尚更。
スタッフ側も、それぞれに様々な事情があるので、やっぱり“早く稼ぎたい”ことに変わりはありません。

なのですが、この職業はなぜか「お金に執着している人」ほど上手くいっていないような気がしています。スタッフもそうですし、キャストさんもそうです。
給料や待遇ばかりを気にしているときは、なぜか仕事のステップも進まないし、それで大成したスタッフを見たこともありません。
同時に、キャストさんの場合も、自分のお給料がいくらになるか計算して接客したり、損得ばかりを考えているキャストさんは、なぜかどこかで収入につまづくんですよね。

この原因を考えてみたんですが、ざっくり言うと、人が直接サービスを施すこの仕事は人からフォーカスをずらすと結局上手くいかないのかもしれないなと。
誰でも自分よりもお金しか見ていない人に、お金渡したく無いですしね。
全ては“価値への対価”なのですが、この“価値=人間の魅力”になるのがこの業界なんじゃないかなぁ。なんて思うんです。

僕自身、今まで「〇〇万円くれたらこんな仕事するのに」と言っていた方で、その分の仕事ができそうだと感じたことも無いですし、無条件にその〇〇万円を払いたいと思ったことがある方はいません。
反面、その頑張りにもっとお給料を渡したいのにと思わせるスタッフやキャストさんもいます。

そういうもんなのかなと。

ただ、キャストさんの場合は少し違う話もあって、たとえば本当に切羽詰まってお金が必要だという子がなかなか稼げず、結局一番稼げるのは少しお小遣い稼ぎがしたかったお嬢様。なんていう皮肉な場合もあるんですよね。
(お嬢様が悪いわけじゃなくて、あくまでお金の必要度合いの問題ですよ)

全てがお金のためでは無いと言いたいものですが、お金の問題も切り離せないこの業界に、行き場の無いもどかしさを感じたりもするのです。

人間は難しいですね。

ではでは。