風俗の社窓から

風俗経営者にしやまのコラム・日記・雑記。お店のこと、今の業界のこと、風俗の未来のこと、色々考えてみてます。

2017年の風俗業界の見どころ!(はここのような気がする)前半戦。という話。

ここ近年、あまり大きな動きの無い(と思う。たぶん)風俗業界ですが、せっかく年明けなので、「今年の風俗業界の見どころ!(はここのような気がする)」というものを書いてみたいと思います。まず、現状を少し分析すると、風俗業界では大手グループの寡占化と…

2017年は挑戦である。という話。

今週のお題「2017年にやりたいこと」 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。1年が矢のように過ぎていって、ここ2、3年はどの年に何をしていたのか記憶が曖昧になるぐらいです。昨年は「勝負の年だ」と言って最後まで追いかけた結…

2016年でした。という話。

未踏の目標を達成した1年でした。やりきったなぁ、と思える1年でした。新しいスタッフが入った1年でした。チームワークを深めた1年でした。周りに感謝した1年でした。赤坂がより好きになった1年でした。キャストさんのことで悩んだ1年でした。組織の…

今年結果が出なかったら、風俗辞めようと思っていました。という話。

今日、2016年12月28日。本年掲げた目標の経営数字を、一旦すべて達成しました。年始に掲げたときは半信半疑で、たぶんオーナーや周りからも半ば笑いながら冗談のように“まぁいかないよな、この目標”として言われた数字です。タイトルの通りなんですが、実は…

一流スタッフはイスに座らない。という話。

「崩れる時はスタッフから」これは僕の持論です。このタイトルはちょっと過剰表現なので僕も決して一流などではないのですが(笑)風俗店経営がうまく行かなくなる場合(もちろん立ち上げはすごく難しいのでこの場合は売り上げが落ちるとかの場合)、ほとんどは…

風俗の「卒業」という概念に思うこと。という話。

今日はキャストさんの「卒業」という考え方に思うことを少し書きたいと思います。一般的に風俗の仕事って「卒業したい」ものなんでしょうか。まぁ、ものか(笑) 最初から望んで入ってきましたという人は少ないでしょうしね。ただ、何をもって「卒業した」とい…

風俗をテーマに小説を書いてみたい。という話。

少し1週間の緊張を緩めている日曜日だから、すごくどうでもいいことを書きたいと思いますが、「風俗小説」が書けたらいいのになぁと最近思っています。風俗はひとつの予約でも、出会いと別れ、男女の悲喜こもごも、そして切なさが詰まったとても良くできた…

“仕事できるトリガー”の引かれ方。という話。

「仕事がデキるようになるトリガー」があるとしたらそれは人それぞれだと思いますが、僕の場合はそれが「悔しさ」と「自分への憤り」であることに今日気がつきました。実は今日、会社運営上で大きなミスをしてしまって、久しぶりに気が動転しました。僕が頑…

タイムリミットに迫られる人生を過ごしてきた。という話。

小学校の時は課外活動で、野球と吹奏楽と英語やって学級委員やってみたり、中学校の時は部活と生徒会やって、高校は高校生クイズ出たかったし、インターハイ出たかったし、大学生の時は学祭やりながら鳥人間コンテスト出たかったりと、「その時にしかできな…

風俗業界を日常の地続きにする。という話。

普段、初めて会う方の打ち合わせなどがあると「怖い人が出てくると思ってました」とか、話してみると「意外と普通なんですね」と言われることが多いのですが、はい。普通です(笑)この「風俗=怖い人」的なイメージをなんとかしたいと思っているのですが、ど…

風俗のお客様にも、そうでない方にも読んで欲しいこと。という話。

今日はショックなことが起こりました。当店でキャストさんがお客様と少しトラブルがあって、ショックを受けて泣いてしまうという事件が起こったのです。当店(グループ)はソフトサービスなお店のため、通常風俗でイメージされるプレイよりも細かいルールが設…

カーディガンが逆にいいでしょ。という話。

ありがたいことにFenixzineさんに取材していただいた記事が公開されました。こちら fenixjob.jp なんか、似顔絵のインパクト強すぎて笑いましたが、そこまで作り込んでいただけてすごく嬉しかったです。まだ1回目なのですが、年またいで全4回らしいのでこ…

風俗=反社会的のイメージを変えよう。という話。

最近、次の展開のために風俗業界以外の人とも話す機会が多いのですが、アポを取って伺うとよく言われるのが「本当にアイコン通りの人なんですね」です(笑)これ↓ たしかによく似ていると言われます。ただ、その時にあぁ〜と思うのが、「風俗業界の人だから、…

好きなことをやりたいなら。という話。

昔(といってもまだ数年前ですが)、起業していた時に聞いた投資家の方々の「投資判断基準の話」を未だに思い出して、年齢と理想の実力、そして現実とのギャップをできるだけ埋めようと仕事しています。その時に聞いた話が鮮烈で、お話してくださったのは投資…

風俗業界には経済誌が足りない。という話。

どの業界にも「業界誌」なるものはあると思っていて、その業界で起こっていることへの専門的解説や近頃流行りのビジネスモデルなんかが載っていると思うんですが、僕が知る限り風俗業界には「業界誌」がありません。「広告誌」はあるけど。実際あるのかな?…

たとえ優しい風俗店がいらないとしても。という話。

経験則で極論を言えば、「雑な風俗店」も「丁寧に人のことを考えた風俗店」も売上はほとんど変わらないのが風俗業界です。たぶん両者で変わるのは継続性ぐらいなんですが、その“継続性”ですら、丁寧にやっているからといって担保されているわけでは無く、逆…

“その先”に人は見えているか。という話。

たとえ同じ名前でも、同じような姿勢で運営していくのは本当に難しい。そんな課題と難しさを最近よく考えます。(別にうちの系列多店舗が悪いとかの話じゃありません)スタッフ、キャスト両方、風俗業界は本当に人との関係一本のビジネスなので十人十色の結果…

キャストさんへの就職相談制度をはじめたい。という話。

最近、キャストさんの転職相談を受けながら、面接が進んでいるとの報告があったり、受験(編入のね)をしていたキャストさんから合格したと報告があったり、次のステップに少しずつ進めている話を聞くことができて、とても嬉しく思っています。もともと好きな…

収入の壁、渇望の壁。という話。

人を鼓舞し続けるのは難しいもので、自分でも周りでもある程度余裕が出てくると“満足との闘い”になります。例えば風俗業界の人はみんな一攫千金を夢見ているわけでもなくて、人の器によって“満足の壁”があることは間違いありません。たぶんその壁というのが…

昔、風俗の面接に落ちたとき。という話。

スタッフ候補の方との面接は僕も一番緊張しつつ楽しみな仕事です。これからどんな方がスタッフになっていくのか、話を聞きながらうちのグループが合っているのかも見極めなければいけません。よくあるパターンで風俗に入れば一攫千金的な考えの方もいるので…

久しぶりに企画書を書きたい。という話。

頭を整理したら、久しぶりに3つぐらい企画書を書きたい案件がありました。そもそも風俗業界に入ってからかれこれ5年ぐらい企画書なんて書いていません。この業界でも企画書書く方はもちろんいると思いますが、大体の場合「信用」と「ざっくりとした企画」…

講習の事情。という話。

キャストさんからも業界外の方からも、風俗業界で意外と興味(懸念?)を持たれているのが「講習」です。「スタッフはプレイ受けれるの?」とかお客様や知り合った方から聞かれたりしますし、求人で来るキャストさんにも「講習って、、、ありますか?」ともよ…

“股間に触る”じゃなくて“感性に触り”たい。という話。

昨日スタッフミーティングをしているときに、密かに僕が前から思っていたことを発信してみました。それは「風俗はこれから“切なさ”がウリになっていく」という話です。あ、何言ってんだこいつって思わないでください。きっかけは以前にコンテンツ論みたいな…

先月(2016年11月)のよく読まれた記事を紹介します。という話。

今年も最後の月がやってきましたね。ついに冬も本格化。今月は個人的な楽しみも含めて少しイベントの多い月です。 なかなかブログが続かなかった僕ですが、今月も頑張って書いていこう!ということで、せっかく100記事も超えたので、先月よく読まれた記事と…

2016年11月を振り返って。という話。

ちょっと終了までは早いのですが、とりあえず目標ぐらいは達成しそうなので11月の総括を。やはり寒くなってきただけあって、風邪ひくキャストさんが増えたり、お客様も来店は多いのですが、当店でいう“オプション”は少なく、なかなかお財布のヒモが硬いよう…

noteで“さらに内側”を書き始めました。という話。

開始直後から登録しておきながら、あまり使えていなかった「note」。ちょっと思い立って、せっかくだから“さらに内側”を書き始めました。note「風俗の社窓から」の内側 こちらは日記や本当にふと思ったことなどになるので、興味あれば覗いていただけたら嬉し…

日本の風俗は世界の“サブカル”になる。という話。

当店は赤坂にあるためか、外国人のお客様もいらっしゃいます。基本、日本語でコミュニケーションができればご案内可能ですので(一応英語対応のキャストさんもいます)意外と常連様になる方も多くて、皆さん紳士的に手こきプレイを楽しまれているようです。お…

風俗の仕事で幸せになれる人は?風俗はセーフティーネットになれない。という話。

よく「誰のために仕事をしてるんだろうな」と考えることがあります。 もちろん自分のためは決まっているのですが、もう少し言い方を変えると「僕の仕事は誰のためになっているんだろうな」という感じです。お客様のためといえば100%そうは言い切れないし、…

名刺と意志あるブランドづくり。という話。

新しい動きが出てきたので、名刺を作り直すことにしました。それに合わせて4年ぶりに新しい名刺入れを購入しまして。久しぶりにとても良い買い物ができました。名刺入れ持つのなんて久しぶりです。ちなみに買った名刺入れは“マザーハウス”さんのもの。これ…

風俗業界辞めたいと思ってる?という話。

たぶん今の風俗業界には“旧世代”と“新世代”的な人達がいて、これからの業界の歴史の中では30代~40代の男性がちょうど“真ん中世代”になるのではないかと思っています。僕は“新世代寄りの真ん中世代”。まだこの業界5年目ですが、ここ15年ぐらいの風俗の歴史で…